珈琲は一日二杯まで

笹谷の気が向いたときに気が向いたことを書く場所です

小説「竜を連れた魔法使い」連載中

素人がゲームのことを書いたり、絵を描いたり、漫画を描いたり、小説を書いたり、適当に何でもありな趣味のブログです。友達は少ない。

にゅーましんキター( ̄▽ ̄)/

▽でか……っ( ̄▽ ̄;


届いた新品PCです。
もろもろのセッティングを終え、プレイオンライン、FFXIとバージョンアップ作業中です。

暇なので、写真を撮ってみましたw

壁紙は、もうここ何年も使っているお気に入りの1枚なんですが~。
私はぜひお見せしたかったのに、かみさんがどうしても「やめて」と言うので、一応モザイクにしました( ̄▽ ̄;

普通に娘さんが立ってるだけの大槍葦人さんの絵なんです。
一応言っておきますが、エロくないですよ?w



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アンティーナ!?Σ( ̄▽ ̄;

▽Anteenaと書いてアンティーナです


ヴァナでウィン倉庫として、頑張ってくれている彼女ですが。

今朝、衝撃の事実が発覚しましたっ( ̄▽ ̄;


その驚異の画像がこれだっ!



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カニ漁( ̄▽ ̄〃

▽ミザレオの川で、カニ漁に没頭しています♪


カニは、恐い一撃がないからいいですね!
アルテパでクモを狩っていた時とは、安定感が雲泥の差です♪



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リアル近況σ( ̄▽ ̄)

なかなかヴァナにインできないので、リアルの話です。

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【旧版】竜連れ3-3

 
「竜を連れた魔法使い」 目次

第一話 沈まない太陽 (1) (2) (3)
第二話 手に入れた力 (1) (2) (3)
第三話 竜たちの覚醒 (1) (2)




第三話 竜たちの覚醒 (3)


巨大な縦穴の底は、地上とはまるで別世界であった。

染み出す地下水が、それを汲み上げる圧送器ごと凍結している。
地肌が見えないくらい、視界を氷が埋め尽くしていた。

吐く息が白い……。
地の果てにあると言われる氷雪地帯とは、こんな感じだろうか。

凍りついた手摺りに直接触れないように注意しながら、レイウルフは穴底に降り立った。

見上げれば、白く淡い光に包まれた上空。
そこからキラキラと光る微細な氷の粒が、たくさん舞い降りている。

少し青みがかった白色の世界は、とてつもなく美しかった。

……そして、恐ろしかった。

荘厳で神秘的な空間の中で、レイウルフはあまりに無力であった。
レベル1の魔法しか使えない彼にとって、衣蔽甲(シールド)の魔法と防寒具だけが自分を守る全てだ。
寒さに震えていた手足は、今やほとんど感覚がなくなっている。

彼の目の前に半分氷に埋まった金属製の大きな箱があった。
高さは十メートル程度。

五日前には一部しか見えていなかった箱が、採掘が進んだ今、その全貌を晒している。

膨らむように歪んだ外壁に大きな亀裂がいくつも入っていた。
その中の最も大きな亀裂は、ヒトが一人余裕で入れそうなほどだ。

「品浮(レビテート)……!」

レイウルフは自分の身体を浮かせて、大きく口を開けた亀裂に右手を掛けた。

「…………!」

思わず表情が歪む……うっかりしていた。
手袋の外側に付着していた雪のように小さな氷の粒が、亀裂に触れた途端、大きな氷に成長したのだ。
慌てて手を引き抜くと、手袋だけが壁に貼りついて奇妙なオブジェになった。

そして……右手の手首から先が壊死(えし)していた。
衝撃を与えれば、もげ落ちそうだ……。

「く……」

弓使いの彼にとって、片手を失うことは戦力外通告と同じであった。
死滅した細胞は、レベル2の魔法・産蝕導潤(キュア)でも元には戻らない……。

(なんてことだ……俺はまだ、エステル様のお役に立たなければいけないと言うのに……)

エステルの言葉が脳裏をよぎる。

『無茶はするなよ……クールに見えてその実……』


一人で先走りすぎただろうか……。

気落ちしたレイウルフがその視線を上げた時。

……彼の金色の目が大きく見開かれた。

全身に電気が走ったかのような衝撃は、右手のことを忘れさせる程だった。



***



「これでよろしいですか?」

離位置(テレポート)の魔法で戻ってきたマティが手にしていたのは、大きなバスケットと白い布だった。
今朝、食料を運んできたのと同じものだ。
バスケットの中には折りたたまれたタオルが敷かれている。

「うん、こいつももう、十分冷えたよ」

カイリがスザクを持ち上げて、バスケットに入れた。
全長十五センチ程度のスザクは、居心地を確認するように、お尻をフリフリしている。

「見かけの割に大人しい奴で助かるよ」

カイリはスザクの上から、白い布をかけた。

「ピイ」という、くぐもった声が聞こえた。


マティがバスケットを見下ろしながら尋ねた。

「エサは何をあげたら、いいんでしょう?」

「……いらないよ」

あっさりと答えるカイリに対し、マティは心配そうだ。

「でも、カイリは『世話をし、教育しなければならない』って言いました。エサでしつけるものじゃないのでしょうか?」

「うん……まずわかっていることは、こいつは生き物じゃないってこと」

「…………」

マティが目をぱちくりさせている。
カイリが微笑んだ。

「スザクは、ドライアードと同じ……精霊(スピリット)系の存在なんだ」

「スピリット系……」

ドライアードは、まだカイリの肩で寝ている。

「それじゃあ、エサも必要ないかもしれませんが、教育の必要も……」

マティの考えは自然なものだ。
スピリット系は、ヒトに使役されるために存在している。
教育などしなくても言葉を理解し、従順だ。
少なくとも、この世界ではそう理解されている。

「ドライアードにも教育は必要だったんだよ。大昔にそれをしたヒトがいたはずだ」

マティは納得できなかった。
彼女が二千年間当たり前だと思っていたことを、カイリはあっさりと覆(くつがえ)す。
大昔というのは、どれくらい昔のことを言っているのだろうか……。

「でも……ドライアードは生まれたばかりでも、初めから従順で……」

「スピリット系はね……死なないんだ。死んだように見えても、生まれたように見えても、それはそう見えるだけ」

「…………?」

首をかしげるマティ。
説明するのが難しいなとカイリは思った。


スピリット系とは、一種の“プログラム”なのだ。
プログラムに従ってその身体を形成し、学習し、命令を理解して実行する。
少女としてのドライアードの姿は、インターフェースにすぎない。
姿が消えても、学習したプログラムは存在し続けている……。

「言葉を教える必要はないけど、情報は必要だ……スザクはまだ何も知らない」

「“しつけ”じゃなくて“教育”と言うのは、そういうことなんですね。ただ言葉で教えればいいんだ……」

マティはなんとなく理解したらしい。

「じゃあマティ、離位置(テレポート)を頼むよ……エルフの族長さんのところへ」

「はい」

マティの呪文で、地面が白く光った……。



***



レイウルフの視線の先に大きな氷の塊があった。

その中に、十五、六歳のヒューマン族に見える全裸の少女がいた。
立ち姿はスリムで、白い肌に長いストレートの黒髪が印象的だ。

少女の漆黒の瞳が、レイウルフを見つめていた。


死んだように冷めた視線だった。

二十歳を越えるレイウルフの背中に冷たいものが走った。

……恐怖だ。

相手は少女に過ぎないのに、まるでヘビに睨まれたカエルだった。
理屈ではない……圧倒的な力の差を、本能が感じている。

彼女がその気になれば、自分は一瞬で死ぬ……そう直感した。


動けないでいるレイウルフの前で、少女が口を動かしたように見えた。

次の瞬間。


少女を包んでいた氷の塊が、砕け散った……!

死の恐怖の中にいたレイウルフには、それがスローモーションに見えた。
粉々になった氷の断片が、キラキラと光りながら放射状に飛んでいく……。

指を開いて両腕を伸ばした少女が、自分に迫ってくる……。
少女の黒髪が流れるように背後になびく……。

トン……と音がした気がした。

気がつくと、少女がレイウルフの胸に抱きついていた。


「初めまして、お父さん……私が、ゲンブです」


嬉しそうに頬を染めている少女の身体は、温かかった……。



~第三話完、第四話へ続く

PM8-1 古代の園( ̄▽ ̄)/

プロマシア・ミッション
第3章 
第4章  3(1)(2)
第5章   3B(1)(2) 3A 3C(1)(2)
第6章   4(1)(2)(3)
第7章  5(1)(2)
第8章 1

プロマシアミッション第8章の1「古代の園」。

を募集するシャウトを聞いたフレに誘われ。
二人希望者で行ってきました!

▽まずはフ・ゾイの王宮前


テンゼンと距離をおきたい……そうだっけ?
1年以上前のことなんて覚えていませんヨ!
放置していてゴメンナサイ( ̄▽ ̄;

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緊急のお知らせ!

 
【警告!】下の画像中のURLには絶対にアクセスしないでください。


▽こんなコメントが書き込まれていました


削除しましたが。

シャムさんって誰?( ̄▽ ̄;


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乱撃習得♪( ̄▽ ̄)/

▽ぷり尻×3♪


「ぷりけつ」と言うのは、「ぷりっとしたけつ」のことなんでしょうか。
それとも「ぷりちーなけつ」のことなんでしょうか。
私はずっと前者のことだと思っているのですが~( ̄▽ ̄)



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牡羊座の真珠( ̄▽ ̄〃

▽最近の飛空艇はちょっとスゴイ


桟橋をすり抜ける技を習得したらしいですΣ( ̄▽ ̄;



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【旧版】竜連れ3-2

 
「竜を連れた魔法使い」 目次

第一話 沈まない太陽 (1) (2) (3)
第二話 手に入れた力 (1) (2) (3)
第三話 竜たちの覚醒 (1)




第三話 竜たちの覚醒 (2)


天井全体が人工照明として白く光り、窓のない石造りの広い部屋をこうこうと照らしている。
床には段差が設けられ、その高い段上に大きくて重そうな椅子が置かれている。
人が寝転がれるほどゆったりとしたその幅広の椅子には、いくつものクッションが転がっており……座り心地が良さそうだ。
高い背もたれの上部には細やかな装飾と大小の宝石がちりばめられ、“玉座”という言葉がすぐに連想された。

静まり返った部屋に、ぴちゃぴちゃという不規則な音が響いている。
――その音が急に止んだ。

「……御主人様、い……」

「誰が休んでいいと言った?」

女性の透き通るような高い声を、男の低い声が遮(さえぎ)った。

玉座にゆったりと座る初老の男は、髪と同じグレーのあごひげを左手でさすりながら天井を見上げたままだ。
その足元の床に、水色のチャイナドレスを身に付けた若い女性が這(は)いつくばっている。
細い身体をぴっちりと包んだドレスが、大きな胸からくびれた腰、尻、太ももへと美しいラインを描いている。
ライトブルーの髪はストレートで短くカットされており。
皮製の黒い首輪が付けられた白く美しいうなじをさらしていた。
そのうなじも、細い手足も、まるで湿っているようにしっとりとしていて、明るい人工照明の光を反射している。

男は、女がすぐに“奉仕”を再開すると思っていた。
逆らうことは許していない……そのように“教育”してきたのだ。

……だが、この時は違った。


女性が端正な美しい顔を上げ、潤んでいるように見える綺麗なダークブルーの瞳で男を見上げた。

「ですが、御主じ……」

突然、女性が床に身体を打ちつけられ転がった。
容赦なく女性の顔を蹴った男が、玉座の前に立ち上がっている。

冷徹な眼差しが女性を見おろしていた。

「……まだ何か言うことがあるか?」

うつむいて頬を手で押さえた女性の細い肩が震えている。

「……いえ、申し訳ございませんでした」


「続けろ」と男が言い、「はい」と女性が答えた。

唾液でぬらぬらと光る男の素足が目の前にある。
たった今男が立ち上がったせいで、足の裏にはホコリや砂が付着していた。

女性は床に頬をこすりつけるようにしながら、男の足裏に舌先を伸ばした……。



やがて。

男が再び口を開いた。

「目覚めつつあるな……お前の妹たちが……」

女性の動きが一瞬止まり、すぐに再開した。

「それを感じたんだろう、セイリュウよ」

女性がライトブルーの髪を揺らしてコクリと頷いた。

「ふ……別にどうということはない。竜の一匹や二匹……出てきたら叩くだけのことだ」

「…………」


長い沈黙。
部屋にはぴちゃぴちゃという音だけが響く……。

足元に這いつくばる女性を見おろして、男がもう一度口を開いた。

「午後にはサルネイアが顔を出す……食事の用意をしておけ」



***



「カイリ……」

「ああ……」

離位置(テレポート)の魔法で屋敷の庭に戻ったカイリたちは、黒くなった地面の中心を見つめていた。
そこには、原型がわからないほどに溶けて崩れた大きな箱の残骸。
その周囲では細い煙が、何本も立ち昇っている。

「ここからじゃ、よく見えませんね」

マティが宙に浮いたまま、ゆっくりと近付こうとする。

「……熱い」

周囲の空気が熱かった。
箱の付近はまだ相当な熱を持っているようだ。

マティが唱えようとした魔法を、カイリがすでに完成していた。

「衣蔽甲(シールド)……!」

地面が白く光った直後に、二人と眠ったままのドライアードの身体が一瞬青く輝いた。
レベル1の基本的な防御魔法で、ある程度の熱も防ぐことができる。


そのまま近付き、大きな箱の残骸を回り込んだ時。
カイリはドキリとした。

視界に入った紅(あか)いもの。

全長十五センチ程度……ドライアードと同じくらいの大きさだ。

全身を真っ赤なウロコに包まれたその生物は。

確かに動いていた……。


「カイリ……」

「ああ……」

同じセリフを繰り返すマティとカイリ。
マティが指さしながら、少し後ろに下がった。

「……アレは何でしょうか?」


カイリは逆に一歩前に出た。
長い首……四足……長い尾……背には大きな翼……。

肉食恐竜の頭と、首長竜の身体と、翼竜の翼を併せ持ったようなその姿は……。

「……ドラゴン……だな」


ドラゴンの小さな赤子は、カイリを見つけて「ピイ」と鳴いた。

大きな翼の割に脆弱そうな脚……歩くとヨタヨタと身体が傾く。

カイリが両手を伸ばし、そっと持ち上げた。
予想以上に熱くて、思わず落としそうになるのをぐっとこらえる。

(最初が肝心だ……ここで放り投げたら、一生敵と見なされるだろう……)

手のひらに軽く火傷(やけど)を負ったようだが、産蝕導潤(キュア)の魔法ですぐに治るはずだ。

ドラゴンの大きな瞳とカイリの目が合った。
その横で、マティがドラゴンをまじまじと見つめている。

再び「ピイ」と鳴くドラゴン……その口から、小さな炎がポッと出た。
「きゃ」と声を出すマティに対し、動じないカイリ。

「よろしくな……ええと……」

端が溶けたセラミック製の白いプレートが、カイリの視界に入った。
アルファベットが刻まれている。


 CODE DRAGON #1 “SUZAKU”


「……よろしくな、スザク」

「ピイ」

生まれたばかりの小さなドラゴンは、ご機嫌なようだった。



(3)へ続く

AMラミア戦( ̄▽ ̄)/

▽ログインあいさつ


よくあいさつをくれる人には、なるべくこちらからもしようと思っています。
……でもよく忘れます。
不精でごめんなさい( ̄▽ ̄;


ネタバレあり。

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金策σ( ̄▽ ̄)

▽チョコボ掘り♪


新月だー。
もうすぐ三日月だー。

で、なんとなくチョコボ掘りに行きました。



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【旧版】竜連れ3-1

 
「竜を連れた魔法使い」 目次

第一話 沈まない太陽 (1) (2) (3)
第二話 手に入れた力 (1) (2) (3)




第三話 竜たちの覚醒 (1)


青く見える空に、強く輝く光点が浮かんでいる。

「ピージが、もうあんなに高く……」

マティの呟(つぶや)きにカイリが目を細めた。

「フェアリ族は、アレをピージと呼んでるの?」

見上げた空の光点は、じっと動かないように見える。
だが“ピージ”と呼ばれた光点は、実際にはゆっくりと空を横断しており。
一度沈んでから、24時間後には元の位置に戻ってくる。

「いえ、フェアリ族とエルフ族はアレを“精霊の騎士(エレメンタルナイト)”と呼んでいます。“ピージ”という名前は、マスターが教えてくれました」

マティがマスターと呼んだのは、過去に出会ってきたカイ・リューベンスフィアのことだ。
自分のことではないので、カイリもその呼び方まで干渉する気はない。

「そっか……」


太陽が沈まないこの世界で。
ピージが地平線から顔を出し、空を横断して太陽がある西の空に沈み、再び東の地平線から顔を出すまでの時間。
この世界の住人は、それを「1日」と呼んでいる。
そしてマティがピージと言ったのは、正確には“P.G.”のことだ。


カイリとマティは、雑木林の木陰で休憩をとっていた。
ドライアードは、どこかへ姿を消している。

目の前には屋敷の焼け跡があり、そこから掘り出した大きな箱が、陽の光を浴びて光っている。

カイリは「自分から出てきてもらおう」と言った。
それは本に書いてあった方法ではない。
試して何が起こるのか……カイリ自身もわからないので、心の準備をする時間がほしかったのだ。

休憩している間に、マティがレベル2の魔法“産触導潤(キュア)”で擦り傷を治してくれた。
屋敷から飛び出した時に負った軽い傷である……魔法とは、便利なものだ。


いきなり地面がぽこりと盛り上がって、木の芽が顔を出した。
その陰からドライアードが姿を見せて、カイリに話しかけた。

「コレデショウカ……」

地面から木の枝が伸びてきて、そこに白いローブやズボンがかかっている。

「うん、ありがとう。さすがカイ・リューベンスフィアが身につけていた装備……あの炎に耐えたか」

朝からTシャツとトランクスだけの姿だったカイリは、服を身につけ、最後に白いローブをはおった。
ふと気づくと、マティの瞳がうるうるとしている。
彼女が過去のカイ・リューベンスフィアとの思い出に浸っていることは間違いない。

「思い出させて悪いけど……この装備は俺が使わせてもらうよ」

「もちろんです!」

即答するマティ。
カイリが立ちあがった。

「さて……」

箱に向かって歩みを進める。

「出てきてもらいますか」



***



直径三十メートルはあろう巨大な縦穴の壁に足場が組まれ、地下に向かって伸びているハシゴのような狭い通路。
そこを、地下からたくさんの作業員が駆け上って来る。
木で組まれているので、人が通ると軋(きし)んで揺れる。

地上では重装備の騎士隊6名が集められていた。

「エステル様ご到着まで待機!」

「何があったんだ、ラウェル!?」

「レイウルフ様!」

ラウェルと呼ばれたあごひげの隊長がレイウルフに近寄り、耳打ちした。

「例の“箱”に、突然亀裂が入ったらしいのです。そこから白いガスが噴き出したために、作業員がパニックになり……」

それを聞いたレイウルフの顔色が変わった。

「死者が出たのか?」

「いえ、全員無事です」

ラウェルの言葉にホッとするレイウルフ。

「そうか……学者連中も呼んだ方がいいな」

ラウェルはハッとなり、「急いで先生方をお呼びしろ」と部下に指示を出した。


「レイウルフ様、危険です!」

「大丈夫だ」

縦穴の縁に歩み寄ったレイウルフが、通路の入口から下を覗きこんでいた。
穴の底には濃霧のような白いガスがたゆたっており、何も見えない。

「ふむ……」

アゴに手をあてると、何かを感じたレイウルフが近くにいたラウェルの部下に指示を出した。

「防寒具を持ってきてくれ」

「何を……」

いぶかしがるラウェルにレイウルフが微笑んだ。

「エステル様がいらっしゃる前に、もう少し情報を得ておく……下は寒そうだ」

「そのような危険な任務は、我々が……!」

レイウルフは「いいんだ」と言った。

「君たちはエステル様をお守りしながら、後から来てくれ」

部下から厚手のフード突きローブを受け取ると、彼は躊躇せず足場の悪い通路を駆け下りて行った……。



***



「マス……カイリ……、出てきてもらうって、どうやって?」

マティがふわふわとカイリの横を飛びながら話しかけてきた。
カイリは表情を変えずに答えた。

「本当は箱の中に入って、ハードスイッチを操作して箱を起動させてから、卵を孵化させるのが手順なんだ……」

「???」

マティは理解できないようだ。

「箱を起動させないままで、卵を孵化させる役名(コマンド)を唱えてみようと思ってね」

「…………」

くすりと笑うカイリ。

「俺もどうなるかわからないよ。……でも、“絶対に”必要なんだ」

マティがカイリの表情を見た。
いつの間にか真剣な顔になっている。
少し恐い顔……燐射火囲包(ファイアボール)度等(ブースト)3を放った時に見せた顔だ。

「出てきてもらわなければ、この世界を救えない」

カイリが両腕を伸ばして、箱の壁に両方の手のひらをぴたりと当てた。

「マティは下がってて」

「いえ、そばに居ます」

マティがカイリの右肩にくっつくように寄り添った。
カイリはそれ以上何も言わなかった。


そして始まる呪文の詠唱……。
この時、マティは初めて事の大きさを直感的に感じ取った。

カイリが口にした呪文の汎数(レベル)が、ふざけているのではないかと思えるくらい高い数字だったからだ。


 高目移行(システムアップ)・汎数(レベル)13……

 通模(インプット)・要俳(キーワード)……

 招くエネルギー……願う心……自己をもって……世界を開く……

 転配(コンパイル)……

 役名(コマンド)……


「召雛子(バース)……!」



その瞬間、地面が円を描いて光る。
マティがカイリの肩にしがみつく。

ピシッという乾いた短い音が聞こえた気がした。


箱の壁に当てていた手のひらを、カイリが急に離した。

「……やばい」

それだけ言うと、マティをつかんで箱に背を向けて走り出すカイリ。
それから急に足を止めて振り返った。

「ドライアード、来い!」

するりと地面から木の根が伸びたかと思うと、カイリの左肩にドライアードが姿を見せた。

はるか前方で、箱の表面が赤色に変色しはじめている。
その周囲の空気が蜃気楼のように揺れている。
内側からの熱のせいだ。
急激な温度上昇を感じて、カイリは手のひらを離したのだ。

カイリが“離位置(テレポート)”の呪文を唱えた。

(間に合うか……!?)


呪文を完成させた時。

オレンジ色にまで変色した箱が、どろりと崩れるのが見えた……。



***



離位置(テレポート)で跳べるのは、術者が訪れたことがある場所だけ。
カイリ、マティ、ドライアードの三人は、深い森の中にいた。

目の前には直径十メートル程度の小さな池。
周囲の木々で空が丸く切り取られている。

そこは、カイリが初めてマティと出会った場所だった。


カイリに振り回され、意識が遠のきかけていたマティが、丸い空を見上げて固まった。

「カイリ……あれは………」

「ああ……」

カイリも空を見上げていた。
青空を流れる雲を背景にして、一本の光の柱が上空に伸びている。

光はゆっくりと薄れ、やがて消えた……。
だが確かにそこに光の柱があったことを示すように、雲が乱れている。

「大した威力だ……だが……あれでもまだ足りない……」

カイリの言葉は、わからないことばかりだとマティは思った。

「カイリは……この世界がどのように滅びるか、知っているのですか?」

「ああ……間違いなくあと三年で、この世界は滅びる……」

空を見上げたままカイリは言った。

「戻ろう……生まれた子は、俺達が世話をし、教育しなければならない」

「子……?」

ようやくカイリがマティの方を見た。

「そうだ……放っておいたら、この世界の脅威になってしまう。でも……ちゃんと育てれば、この世界を救う鍵になる……唯一の……」

「…………」

黙りこんだマティに、カイリが微笑んだ。

「協力してくれ、マティ。世界を救えるのは俺たちだけだ」

「……はい!」

カイリが真っ直ぐに見つめる瞳には、嘘も偽善もない。
マティの頬が赤らんでいた。

「あの……」

マティが何かを思い出したように口を開いた。

「ん?」

「ドライアードは、どこに……」

「ああ!」

カイリが慌てて自分の左肩を確認する。
マティからは死角になっているそこに、ドライアードはいた。
カイリがくすりと笑った。

「どうしました?」

回りこむマティ。
そこには、すこやかな顔で眠っているドライアードの姿があった。

「おそらくこの一日二日、休みなく働かされていたんだろうな」

カイリの言葉にマティが頷いた。



(2)へ続く

BM5-1骨戦!( ̄▽ ̄)/

▽ル・ルデの庭にいる眼鏡おねえさん


なんとも変な感じなのは、眼鏡が悪いんじゃなくて、装備コーディネートのせいだと思われますw



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みやぴん( ̄▽ ̄)/

▽ブログ開始初期からの付き合いにして、ビス鯖4大ブロガーの一人


私がその行動力を尊敬するフレ、みやさん
予想はしていたけど。
小花さんpさんみたいに、すぐにそれを認める返事ができなかったなぁ。



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クモはオイシイのかな?σ( ̄▽ ̄?

▽いい天気だねぇ、フォーくん♪


「壁シカ見エマセン……」



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新獣人帽子は……Σ( ̄▽ ̄;

▽3人でアルテパ砂漠
2007090209.jpg

からくりソロ修行はまだまだ続くのです( ̄▽ ̄〃



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からくりAFクエ・その2( ̄▽ ̄〃

▽霧が深いカダーバの浮沼


ナシュモを東から出たところにある池の中央島です。
この浮いている葉の上を歩けることに気づくのにずいぶんかかりまして。
中央島にたどり着けなくて、ぐるぐると池の周りを回っちゃいました( ̄▽ ̄;



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【旧版】竜連れ2-3

 
「竜を連れた魔法使い」 目次

第一話 沈まない太陽 (1) (2) (3)
第二話 手に入れた力 (1) (2)




第二話 手に入れた力 (3)


炭で表面が真っ黒になった瓦礫(がれき)を、“品浮(レビテート)”の魔法でどけていく。
カイ・リューベンスフィアの屋敷の焼け跡で、カイリとマティはそんな地味な作業をしていた。

品浮(レビテート)は本来、自分の身体を宙に浮かせるための魔法だが、身体に直接触れている物も同時に重力から解放する。
その対象は固体に限るが、便利な魔法だ。

「マスタ……カイリ……様、何が埋まっているのですか?」

「“様”は付けなくていいって言ったろ」

カイリはあきれた顔でマティを見た。
マティは不満そうだ……彼女が今でも“マスター”と呼びたがっていることは明らかだった。



俺も頼みがある――。
エルフの族長を訪ねることに決めた後、そう言ってカイリがマティに話した頼みは二つあった。
一つは、“マスター”という呼び方をやめて名前で呼んでくれということ。
もう一つは、屋敷の焼け跡から掘り出したい物があるから、出発はそれからにしてほしいということ。

呼び方を変えることについては、マティがかなり抵抗した。
呼称は精神のあり方に直接影響するものであり、馴れ合いは役目を軽んじる態度へ繋がると。
マティがカイリをマスターと呼ぶことで、マティ自身が自分の気持ちを律することができると共に、カイリ自身は“世界を救う者”としての役目を普段から意識することができるのだと。
何より、第三者に上下関係を表明することができ、マティを敬う者は自然にカイリを敬うことになる……誰かに協力を仰ぐ時に、少なからず効果を発揮するはずだと。

カイリは首を横に振った。

「今この世界で俺が信頼できるのはマティだけだ。君にまで普段から“立場”だけの呼び方をされたら……世界を救う前に、俺の心が疲れてしまうと思わないか?」

「……そんなことを仰(おっしゃ)ったマスターは初めてです」

この時、マティは長い間沈黙を保ったままだった。
彼女の心の内の葛藤……その本当の理由をカイリが知るのは、ずっと後のことだ。

わかりました……とだけ、最後にマティは言った。



「埋まっているのは……“卵”さ」

そう言いながらカイリは、持ち上げて運んだ巨大な瓦礫を地面に落とした。
マティが興味深げに聞いた。

「……何の卵ですか?」

「ん……俺も、よくわからない……外見までは本に書いてなかったからなぁ」

焼け跡の中央付近に戻り、地面を見おろす。
最後の大きな瓦礫が取り除かれて、剥き出しになった金属製のドアがそこにあった。
カイリが取っ手をつかんで引っ張ったが重くて上がらない。

仕方がないので、品浮(レビテート)を唱えた。



「………マスター!!」

マティの驚きの声。

「名前で呼んでくれって言ったろ」

カイリの身体と一緒にドアが持ち上がる。
ドアと一緒に……十メートル四方の地面が三十センチほど持ち上がったのだ。
マティには、地中から巨大生物が現れようとしているように見えた。

「……このドア……溶接されていたってことだな」


品浮(レビテート)の魔法は、術者の身体に触れた物の重さの二倍を上限として反重力をかけることができる。
どこまでを対象物と見なすかは、ルールが複雑すぎて正確に把握するのは難しい……が、おおよそ直感的に使えるようだ。
今回の場合、反重力がかかった対象がドアだけでなかったのは、ドアが溶接されているためと思われた。

姿を現したのは、一辺が十メートルほどの巨大な箱だった。
あちこちから大小のケーブルが生えていて、地面までのびている。

「この中に卵が……?」

「うん、たぶんね……」

箱を地上に降ろして、自分も地面に降りたカイリは、土がこびりついたその壁を手の甲で軽く叩いて見せた。

「とりあえず……」

散暗光(ライト)の魔法を唱えるカイリ。

……が、光は箱の中を透過できなかった。
重金属の壁で覆われているのだろう……。

「まいったな……これじゃ、外から力ずくで開けていいかどうかもわからない」

「困りましたね……」

カイリは一度マティと顔を見合わせてから、考え込んだ。
視線を落とした先の地面からは、鮮やかな緑色の木の芽が顔を覗かせていた……。



***



「失礼します」

「うむ」

金髪で金色の瞳の男が、天井から下がった布をかき分けて部屋に入ってきた。
部屋の中には、白く美しいストレートの長髪を垂らした背中を向けて、若くスレンダーな女性が薄着で立っていた。
二人きりの部屋で背を向けていることから、女性が男を信頼していることがわかる。
二人とも長い耳が尖ったエルフ族だ。

「レイウルフ……何かあったか?」

背を向けたまま、女性は香茶をいれていた。

「はい、サルネイアが神殿に戻りました」

「使いに出した覚えはないが……まあよい。それで?」

立っている男のそばのテーブルまでやって来て、女性は香茶が入ったティーカップを二つ置いた。
その美しく整った顔には、意思の強さを伺わせる緑色の瞳が輝いている。

すぐには答えない男を前に、女性は優雅な振る舞いで椅子に腰掛けた。

「まぁ座れ……飲めば落ち着くぞ」

「はい、いただきます」

座ったレイウルフは、香茶を口に運んでから軽く息を吐いた。

「サルネイアの報告によれば……カイ・リューベンスフィアは、レベル4の魔法を使ったということです」

女性はティーカップから口を離して、クスリと笑った。

「お前の報告と違うな」

「……はい。ですが、サルネイアが嘘を言っているようには思えませんでした」

ふむ……と、女性は考え込むように視線を遠くに移した。

「どう思う?」

「……私の判断が間違っていたとしか……」

「ばかを言うな」

レイウルフが視線を上げると、女性の鋭い眼差しが彼を見つめていた。
彼女はカップをテーブルに置いて腕を組んだ。

「……そんな重要な件に関して、お前が軽々しく判断するはずがないだろう」

「勿論です……ですが……」

女性は表情を変えずに断言した。

「この数日で魔法を身に付けた……としか考えられんな」

「…………!! ……そんなことが!」

確かに……と、女性がレイウルフの言葉を遮った。

「確かに、先代のカイ・リューベンスフィアは、レベル3までの魔法を覚えるのに6年を要したらしい。出会った時にはたった二十歳かそこらの若造だった……が、当時の私の五分の一しか生きていないにも関わらず……魔法の仕組みをよく知っていた」

「カイ・リューベンスフィアとは、一体……私の目には普通のヒューマン族にしか見えませんでしたが……」

女性がフッと息をもらした。

「私も先代のカイ・リューベンスフィアしか知らんからな。知っているのは、テクニティファだけだろう」

「テクニティファ様ですか……寿命が千年を超えると言う、フェアリ族の最後の生き残り……あの方も謎が多い」

「まぁな……」

しばらくの沈黙の後、女性が口を開いた。

「まあよい。また何かあれば報告しろ。……神殿では、まだしばらく私は“行方不明”のままの方が都合が良い」

「発掘の方は順調に……?」

「うむ。皆よく働いてくれている。族長代行のサルネイアにもよろしく伝えてくれ」

渋い表情を見せるレイウルフに、女性が微笑んだ。

「確かにあの子の野心はひねくれているが……あれだけの才能とカリスマを持つ者は、今のエルフ族には他にいないからな」

「はい……失礼します」

去り際に、レイウルフは布にかけた手を止めて振り返った。

「カイ・リューベンスフィアの件は、いかがいたしましょう?」

女性は背中の長髪をまとめようとしているところだった。
口にくわえたゴムを指でつまんで横顔で答えた。

「捨て置いて良い。近いうちに会うことになるだろう」

「わかりました。エステル様にとっては、不便な生活の中です……ご自愛ください」

レイウルフが深く頭を下げた。
微笑むエステル。

「ありがとう……お前も無茶はするなよ……クールに見えてその実……」

「もったいなきお言葉、感謝いたします」

天井から幾重にも下げられた布が揺れて、レイウルフが退室した。
その数分後。
部屋の中では外出用のローブを身に付けたエステルが、最後の止め具を掛け終えて呟いた。

「テクニティファ……お前がこれまで吹聴し過ぎたせいで、逆に世界の滅びを信じる者はめっきり減ってしまった。残り少ない信じる者も、カイ・リューベンスフィアをあてにはしていない……」

エステルの脳裏には、百年近く前の思い出が蘇っていた。

「あの頃は……皆が信じていた……皆が一つになっていた……だが今は……」

布をかき分けて部屋を出るエステル。

「私が世界を救うのだ……邪魔をするなよ、カイ・リューベンスフィア」



***



「ダメ……ミタイデス」

マティよりさらに小さな……身長十五センチほどの褐色肌の少女が、がっくりとうなだれた。
彼女の髪の色と服装は緑系の色で、人間の年齢で言えば十歳くらいに見える。
そんな少女があまりに落ち込んでいるので、カイリの方が申し訳なく感じてきた。

「そうか……まぁ、気を落とさないでくれよ。ダメ元だったんだから」

「ハイ……」

元気のない小さな女の子の頭を、マティが撫でてなぐさめている。

彼らの目の前で巨大な箱を、複雑に絡み合った木の根が覆っていた。
ため息をつくカイリ。

「エルフの彼女が見捨てて行ったドライアードを拾ったのはいいけれど……ドライアードでも侵入は無理みたいだね」

「よほど大切な卵なんでしょうか」

マティがドライアードの頭を撫でながら、そんなことを言った。
それには答えず、カイリが頭を掻いた。

「んー……仕方がない」

「あきらめますか?」

いや……とカイリはマティに答えた。


「……自分から出てきてもらおう」



~第二話完、第三話へ続く

からくりAFクエ・その1( ̄▽ ̄;

▽双子の兄弟に会いにきました( ̄▽ ̄)b


イルキワラキ兄さんは、私より少し大きい気がするので、たぶんLサイズでしょう。



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