珈琲は一日二杯まで

笹谷の気が向いたときに気が向いたことを書く場所です

小説「竜を連れた魔法使い」連載中

素人がゲームのことを書いたり、絵を描いたり、漫画を描いたり、小説を書いたり、適当に何でもありな趣味のブログです。友達は少ない。

サカサマのパテマ

2013年のアニメーション映画らしいですが、私は全く知りませんでした。
昨日、GYAO!の無料配信で観たのですが、

超面白かったです。

まだ観たことがない方にはぜひ観てほしい作品です。
見どころがいろいろあって、その中でもわかりやすいのは
・空に落ちるという恐怖を初体験
・こんなに綺麗な空の描写は見たことがないというアニメーション
あとはネタバレになるので、折りたたみで。

GYAO無料配信ページ(Yahoo! JAPAN IDが必要です)→ http://gyao.yahoo.co.jp/p/00843/v10057/
→終了しました(3/10)

公式ページ→ http://patema.jp/



---

ネタバレあり↓










エイジの上下感覚で記述します。
塔のてっぺんから二人が空に昇ってしまったとき、
そのまま雲の中に突入しても平気な二人に、「低温だったり酸素不足だったりするよね、この高さなら」とリアルで突っ込みを入れているときはまだ私は気づいていませんでした。
実はそれも伏線だということに。

上空に見えていた星空が近づき、実はそれが人工物だとわかったとき、
なんとも言えない快感が走りました。

こちらが本物の地表で、エイジたちが住んでいる大地(アイガ)の方が実は宙に浮いていたのだろうという想像をしました。
サカサマだったのはパテマたちではなく実はエイジたちの方だったというどんでん返しは、
この物語(ネタ)には絶対に必要なオチのはずだという確信がわきました。
そしてその想像&確信をなかなか確定させてくれないもどかしさ。
その場所で人に会うことはなく、再び二人はエイジたちの大地(アイガ)に戻っていくだけ。

そこに不自然さを感じながらも、これが第二のどんでん返しに続くとは予想できていませんでした。
せいぜい、エイジの父親が乗っていた空に浮かぶ乗り物の形や描写範囲が、
それを気球に見せかけるためのもの(視聴者をだますためのもの)だったんだなぁと気づいたくらいです。

そして舞台は塔の最下部へ。
ここに物語の発端となる秘密が眠っているはずだと思っていたので、ここに落ちてくるところまでは予想通り。
ただこの時点では、そこにあるのは昔の実験の真相みたいなものだろうと思っていました。

ところが、その最下部の床が抜けた先には空が!
これが第二のどんでん返しでした。

つまり、エイジたちの方がサカサマだったという理解は正しかったわけですが、
エイジたちの大地は宙に浮いていたわけではなく、そこはまだ地下(の天井)であり、その裏側に本当の地表があったのだと、ここで初めて明かされたわけです。

そうなると第一のどんでん返しで地表だと思った場所は
地下にある巨大空洞の地面であり、
そこに設置された空を演出する装置に過ぎなかった(だから無人だった)と初めて理解できました。

エイジが言っていた「アイガの小ささ」という言い回しが
私にとっては第二のどんでん返しを隠すための(アイガが空に浮かぶ世界かのように誤解させるための)言い回しだったんだなぁと思いました(実際には地下空洞も広さに限界があるでしょうから、間違いや嘘ではない)。

地下空洞やそこに浮かぶ雲は過去の実験の結果としてできた環境なのでしょう。
そこに空演出装置を建造したと。

斥力(引力の逆)としての重力は現代において確認されていませんが、
それが(重力からエネルギーを取り出す実験が失敗したせいで)
引力の代わりに働くようになってしまった原子で構成された人間や物体が、
元の人間や物体と共存する世界を
思考実験的に見事に映像化してくれた素晴らしいSF作品です。

エイジとパテマの間に生まれた子供がどうなるかという話題については、
どちらの世界の食べ物を食べるかで決まるはずです。

つまり引力の原子(普通の原子)でできた食べ物を食べればパテマと同じ上下に、
斥力の原子でできた食べ物を食べればエイジと同じ上下になり、
両方の食べ物を食べれば、両方の原子で身体が作られ、
無重力に近づくことになるのでしょうね。

ちなみに原子間に働く力と重力は別物ですので(重力の方がはるかに小さい)、
斥力の原子だと身体がバラバラになるということはありません。

コメント

空が美しいとか、落下の恐怖体験とか、おもしろそう!
私も全然知らない作品でした。
そんな太字拡大フォントでおすすめされるほどとは期待が高まる!

トレーラーだけ見たけど、「空から落ちる」かと思ったら「空に落ちる」なのね!
ますますおもしろそう。

そのうちWOWOWで放映したら録画して見てみます。
・・・放映、するかな。
国産アニメ映画って「おおかみこどもと~」くらいメジャーじゃないとなかなかとりあげられる機会がないんだよねえ。

私は書きたいことを書きたいときに書くッッ!!
・・・というさささんと同じスタンスだけど、
さささんのブログにコメントすると記事の感想だけじゃなく
「うちは~」「私は~」みたいな自分語りになってしまって控えねばーと悩ましいこの頃。
レスにレス返したくなるしw

控えねば、といいつつ先日いただいたレスにどうしてもこれだけはレス。
その状況でもお父さんの分をねん出してくれる娘ちゃん萌え!

◆みやさん
面白いです。
本当の面白さはネタバレの中にあるので、機会があればぜひ。

自分のこと、レスにレスは歓迎です。
今までもこれからも。
というのも、最近プライベートのコミュニケーション相手が家族くらいしかいなくてね。

チョコ、かみさんや娘からもらえるのは嬉しいです。

さささんのオススメならば面白いに違いないと思ってリンクに飛び
少し見たところで時間がなくなってしまい
翌日見ようと思って開いたら公開が終わってました・・・

レンタル店に並ぶことがあれば見たいです
なのでネタバレの部分は読んでいませんw

◆Aryuさん
パテマ、観てくれていて、ありがとうございます。
そして無料視聴の終了、残念でした&情報不足ですみませんでした。
私も残念で結局BDを買って観ましたが、後悔は一切ありません。
特典含め、買ってよかった!
Aryuさんにいつか続きを観てもらえて、感想を聞けるのを期待しています。
もう3年前の作品になるので、そろそろレンタルして良さそうですよね。
ネタバレはそのまま読まない方が楽しめると思います!
普段私はネタバレを気にせず、ネタを知って楽しむ方なのですが、この作品だけは知らずに観て良かったと思いましたので。
ちなみに文学作品的な良さは無いと思っているので、正直みやさんに楽しんでもらえるかは不安なのですが、Aryuさんなら私とは別の視点でも楽しんでくれそうな気がしています(私はまずはSFとして堪能しました)。

レンタルショップにあったので観ました。

上空に見えていた星空が人工物だとわかったとき、
わたしは空に落ちた人たちが宇宙の手前で町を作って生きていたのだと思いました。
もちろんさささんと同じように、高度による低温や酸素不足も考えましたし
渦巻く雲にラピュタも探しましたw
予想ははずれてそこには誰もいなかったのですが、
その時点では地中の人口空だとは思いませんでした。

アイガで空を見上げるなと厳しく教えているのは
空が人工物だと気付かれないためだったのでしょうか
最初はアイガ人も自分たちがサカサマだと知っていたはずなのに
隠ぺいされたのか忘れられたのか
色々描かれなかった部分が気になります

最初の小屋から二人で逃げるときに月面のようにフワーっと飛んだり降下したりして
ボトっと落ちない重力感は気持ちよさそうだなと思いました。
あれなら崖から飛ぶのも怖くない。
実際は下に引っ張られる力が弱くなっても、前に進むことについては変化しないんじゃない?
エイジ一人の脚力で出せるスピードじゃないんじゃない?と思ったり
(演出的にあのスピード感と爽快感は必要ですけどねw)

結局どっちがサカサマなのかはわかったものの
その後二種類の人類達がどうなったのかがわからず
二人(と、パテマの周囲の人たちだけとりあえず)のハッピーエンド?
でとどまってしまったのはもの足りないというか・・・
エイジを心配したクラスの女子はどうなったのかな?とか
そもそもエイジとパテマはその後どうしていくのかな?とか
(ポルタ強く生きろ!!)
気になるのでしたw

なんだか絶賛していたさささんをがっかりさせるような感想ですみません

◆Aryuさん
超お勧めしておいて、ごめんなさい!
レンタルまでしてくれて、ありがとうございます。

星空が人工物だとわかったときの話。
Aryuさんと同じように思った人のコメントをWebで見たので、たぶん同様の人はたくさんいたのだろうと思います。
いずれにしてもあんな状況に遭遇して、主人公たちが一切自分たちの考察というか感想を口にしないのは、観る人に対して不親切だし不自然だと思います。
ラピュタの雲はそうですよねーw

空を見ない教えの話。
Aryuさんの言うとおり、人工物だと気付かれないためかもしれませんね。
他に合理的な理由を思いつきませんし。

重力感の話。
前に進むスピードについては気にしていなかった!
うーん、浮いていると動きを止める力は空気抵抗くらいなので、地面を蹴るたびに加速がついていけば結構なスピードが出るような気もします。
私としては上下の重力の感じの方が不自然に感じていました。
これは私の勝手な思いですが、二人の重力の方向の違いは原子レベルで働く重力の引力と斥力の違いであってほしくて。
そうであれば、相手につかまっていても自重はそのまま感じるはずで、それにしては体重も軽くなったかのように軽く相手につかまっているように見えるのが不自然なんですよー。
もっと必死につかまれよと思ったり。
でもこれは私の勝手な思いであって、実際はやはり二人が触れ合うと体重自体が軽くなっているのかもしれません。
原理は謎ですが。
というのも、私の考えが間違っているという証拠が映画の中にあります。
それは最後の地表で見た空に浮かぶ月の周囲に、過去に空へ飛んで行った物質と思われるものが輪になって存在しているからです。
重力が斥力化したのだとしたら、月の引力につかまることもないはずなんですよね……。

その後の話(裏設定ネタバレあり)。
これは最後の謎の手紙を解読すると予想できます。
Webには中途半端な解読結果が散見されますが、実は限定版BDを買うと付いてくるおまけ小説の中に、公式の解読文章を見ることができました。
それによれば、地球の反対側には被災を免れた人たちがいて、逆重力を修復する研究が成功しそうなところまで進んでいるらしいです。
ですので、いずれ人類全体の規模で元に戻る日が来るのでしょう。
エイジを心配したクラス女子については、私も同感です。
テレビシリーズにでもなれば、もっと絡みが見られるんだろうなというコメントがWebにありましたが……。
正直、中途半端ですよね。
あれなら登場しなくても(もっとモブキャラっぽくても)よかったんじゃね?と思います。

限定版BDにはオーディオコメンタリーっていう特典がついていたのですが、レンタル版には付いてないかな?
私はエイジやポルタの声優さんより、パテマの声優さんのコメントに結構共感できたりしました。
「サカサマはお互い様だろ」のエイジのセリフは最初に観た時に私もカッコいいなと思ったので。

感想ありがとうございました!

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